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2004年夏休み旅行レポート 北海道編 その3
 石勝線楓駅跡

その2より続く

キハ201系ニセコライナー琴似8:53→快速ニセコライナー→8:58札幌

8月21日は、3月で廃止となった石勝線楓駅跡を見に行くことにしました。
新夕張まで特急スーパーおおぞらに乗るため、父親の家の最寄駅である琴似から札幌駅へ向かいました。ここで利用したのは、一日3本しかない快速ニセコライナーです。そのうち写真のキハ201系が使われるのは朝の1本のみです。731系と併結しない、数少ない単独運用です。

新夕張に到着札幌9:04→特急スーパーおおぞら3号→10:05新夕張

新夕張に到着しました。

作り変えられた駅名標2004年3月12日に楓駅が営業を終了するまでは、隣の駅は占冠(しむかっぷ)ではありませんでした。楓駅の廃止により駅間が34.3kmになり、日本一長くなりました。

発車案内新夕張から楓駅跡まではバスを利用しました。バスを待っている間、新夕張駅に残された楓の駅名を探してみると、行灯式発車案内の表示が残っていました。ちなみに、千歳空港(現:南千歳)なんてものもありました。

硬券入場券発売中夕張市内各駅の硬券入場券が売られていました。路線図に入場券のコピーを貼り付けたポスターが掲示されていましたが、楓駅の分は剥がされていました。

オレンジカードも発売中新夕張駅オリジナルで、楓駅のオレンジカードが発売されていたので、これは迷わず購入しました。

ここで楓駅について簡単に解説します。
楓駅に来る列車は1日1往復でしかも日曜運休、新夕張から来る列車は全て(といっても1本ですが…)楓止まりだったので、占冠方面へ向かうことは出来ませんでした。この場合一旦新夕張駅へ向かい折り返し乗車をするようになっていて、更にその折り返しも全て特急列車で、新夕張〜新得間は料金が不要となる措置がとられています。ここまで変わった駅ですから、多くの鉄道ファンを惹きつけていたことも納得できます。ちなみに、鉄道ファン以外を惹きつけるものもありました。(笑)それに関しては
秋葉原支部でお話しします。

登川行バス10:41発の登川行バスで楓駅跡へ向かいました。ちなみにバスは8:19発、10:41発、13:17発、14:11発、17:27発の5本で、13:17発と17:27発は日曜・祝日・第2第4土曜日は運休です。これは2004年8月現在の時刻ですので、楓駅へ訪れる際は夕鉄バス夕張営業所(01235-6-5602)へお問い合わせ下さい。

楓駅前新夕張駅前10:41→夕鉄バス→10:51楓駅前

10分で楓駅跡に到着しました。廃駅になってもバス停は「楓駅前」のままです。

待合室待合室に続く階段には柵が取り付けられていました。

出発停止楓駅には、特急列車が通過する本線とは別に引込み線が設けられ、そこに普通列車が発着していました。ここの出発信号機に緑色の光が灯ることはもうありません。

本線特急列車が通過するばかりの本線にもホームが設けられています。開業から廃止まで、このホームで乗降を扱った定期列車はありませんでした。(ただし団体臨時列車が乗降を扱ったことがあります。)
※開業当初は急行「狩勝」が停車していたようです。訂正いたします。

取り外された駅名標写真左側にある錆付いた枠には駅名標があったところです。ワンマンカー乗車口の案内は残っているのに…。
JR北海道は駅だけでなく、信号所の名前も駅名標のように表示しています。廃駅となって信号所に格下げされた楓の本線側には、いつしか「楓信号所」の看板が掲げられるものと思われます。

清水沢駅前楓駅前11:17→夕鉄バス→11:45清水沢駅前

楓駅前から新夕張駅方面へ向かうバスは7:14発、8:38発、11:17発、13:38発、14:56発、17:42発の6本で、7:14発、13:38発、17:42発は日曜・祝日・第2第4土曜日は運休です。新夕張駅を経由し、そのまま石勝線夕張支線に沿って清水沢駅まで向かい、さらに夕張駅方面まで向かうバスもあります。私は11:17発のバスに清水沢駅まで乗車しました。くどいようですが、この時刻表は2004年8月現在のものです。ご利用の際はご確認を。

線路跡清水沢駅には、楓駅が廃止となる直前の2004年3月7日まで、腕木式信号機がありました。この日を最後に列車行き違いの設備が取り払われ、腕木式信号機も姿を消しました。

夕張駅清水沢12:08→普通→12:22夕張12:30→普通→13:40追分1355→普通→1441岩見沢1456→特急スーパーホワイトアロー18号→15:20札幌15:28→快速ニセコライナー→16:03琴似

清水沢から普通列車で夕張まで乗り潰しました。そのまま折り返して新夕張に戻りました。新夕張から行きと同じルートで札幌へ戻っても面白くないので、追分・岩見沢経由で帰りました。



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