2004年3月31日。営団地下鉄としての最終営業日です。今回の民営化で社名が変更されることに伴い、駅名に「営団」の名を冠した営団赤塚・営団成増の両駅がそれぞれ地下鉄赤塚・地下鉄成増と改称されることになりました。両駅の最後の姿を見るため、まずは営団赤塚駅へ行きました。
ここでちょっとレアな切符を入手しました。普段はなかなかお目にかかれない特別補充券による乗車券です。どうせ使わないので小人用でもよかったのですが、手間を掛けて作ってもらうので大人用を買うのが礼儀かと…。
こんなモノも撮影しました。既に書き替えは済んでいて、シールを剥がせばすぐに新駅名になるようになっていました。
９０１さんと別れた後、帰宅するため東西線に乗りました。その際、大手町駅の発車案内でこんな表示を撮影しました。
これも大手町駅で撮影。新デザインの駅名標は2004年4月現在、銀座と大手町でのみ確認しています。
…と、いうワケで、夜中の北千住へやって来ました。発車案内の下に流れている文字は、「営団地下鉄」でも、「東京メトロ」でもない「地下鉄」という表現を使っています。
最終電車は、上野からの常磐線快速電車の到着を待ってから発車しました。いつもと変わらない終電の接続待ち、しかし営団地下鉄に接続するのは、この日が最後です。
現在時刻1:14。数分遅れて発車した終電は、綾瀬駅に到着しました。この瞬間、営団地下鉄として運行する列車は全て終了しました。
2004年4月1日未明、綾瀬駅のシャッターが締まり、帝都高速度交通営団は72年の歴史に幕を下ろしました。
「まんがランド綾瀬店」で時間を潰して、綾瀬駅へ向かいました。シャッターが開き、新たに東京メトロとして再スタートした綾瀬駅の構内を、新しい制服を着た駅員が歩いていました。
改札を通り、ホームに上がりました。昨日の終電もそうでしたが、この2日間の移り変わりを見ようとするファンは、それほど多くないようです。
ホームに留置されていた6000系には、遂に姿を現した東京メトロのロゴがありました。Sマークを見慣れているだけに、何となく違和感がある気がします。
常磐線からやってきた北千住行の電車は、東京メトロの記念すべき営業第一列車となりました。
北千住に着いた私は、日比谷線で日比谷へ向かい、有楽町から有楽町線に乗車しました。行き先はこの日から駅名が変わった地下鉄赤塚・地下鉄成増の両駅です。
フリーパスを手にしたからには、たくさん乗らなければ損です。気の向くままに東京メトロを乗り回しました。© 2004-2005 とーます
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